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これは便利!生前整理に使える終活アプリ4選

生前整理 2019.03.20

現代社会において深く根付いているスマートフォン。なんと今はアプリでも「終活」ができるんです。
 
生前整理と急に言われても何から手を付けたらいいかわからないかもしれませんが、終活アプリがあればおのずとすべきことがわかります。今回はおすすめの終活アプリを紹介します。

ウケツグ

ウケツグ
 
「ウケツグ」はライフエンディングサービスの提供を行なうAmazingLife株式会社が運営するアプリで、銀行口座などの資産情報を入力・継承者を指定しておくことで、自分の死後遺された遺族たちが資産を簡単に引き継げます。
 
登録できるのは銀行口座、借金や不動産、へそくり、ネットサービスのIDとパスワードなどで、金融機関との接続はいらないので登録も簡単です。
 
継承者に向けた60秒間のビデオメッセージも送れます。
 
情報はすべて暗号化され、遺族確認も身分証やユーザーの死亡が確認できる書類をスタッフがチェックしてくれるので、生きている間にスマホを盗まれたり落としたりしても自分の資産情報が他人の手に渡ることはありません。

メルカリ

メルカリ
 
「メルカリ」は株式会社メルカリが運営するフリマアプリです。

 

「生前整理でフリマアプリ?」と思うかもしれませんが、生前整理の大事な項目の一つとして「身の回りの物の整理」があります。
 
メルカリはスマホ1つで誰でも出品が可能なので、実際に生前整理に使用している方もたくさんいらっしゃいます。
 
現在は若い世代にレトロブームが来ているということもあり、古い着物や男性向けの柄シャツ、レトロなアクセサリーなどが案外いい値で売れることがあり、ひそかな人気を博しています。
 
ただし、一斉に出品して一斉に売れてしまうと発送業務に時間が掛かるので、少しずつ売ったりお子さんや親戚の方が手伝ってくれるタイミングなどで行なうといいかもしれません。
 
もちろんフリマアプリである以上売り上げも貰えるので、生前整理の売り上げでみんなで外食なんかもいいですね。

エンディングノート

エンディングノート
 
「エンディングノート」は株式会社リードライフが運営する終活アプリです。
 
口座情報や不動産情報、株やローンなどの財産記録の他に、健康食品の定期購入など忘れてしまいがちな死後解約すべきサービスの記録、購入済みのお墓や葬儀についてのお願い、遺影写真の記録など、登録できる情報は多岐にわたります。
 
遺言書の場所や遺言内容も残しておけるので、遺族たちが財産分与などについて揉める心配がありません。
 
また、○回忌ごとのメッセージや個人あてのメッセージも残せるので、伝えておきたいことも漏れなく伝えられます。

エターナルメッセージ

エターナルメッセージ
 
「エターナルメッセージ」は株式会社サンセルモが運営するアプリです。
 
今回紹介したほかの生前整理アプリよりも動画やメッセージ機能、写真保存機能に特化したアルバムのようなアプリです。もちろんエンディングノート機能もあるので、死後家族への要望を遺せます。
 
メッセージを宛てる家族を登録し、動画を2本遺すことができるので伝えたいことがたくさんある人にもぴったりです。
 
どちらかというと財産分与などをきっちりしたい人というよりは思い出を遺したい人・感謝を伝えたい人向けのアプリになっています。

生前整理アプリのメリットと注意点

生前整理アプリのメリットと注意点
 
生前整理アプリはスマホ1つで様々な情報が管理できるのでとても便利です。
 
紙媒体と違って大事なものを入れるための金庫を用意する必要もなく、空き巣に入られて金庫ごと持って行かれてしまう心配もありません。
 
サービス自体のセキュリティも万全なので、たとえスマホを盗まれても情報が漏れてしまうことはまずありません。
 
その上で注意したいのは、「たとえアプリに遺言内容が書かれていても、正式な遺言書でなければ法的な効力を持たない」ということです。
 
関係が良好な家庭であれば本人の遺言を無視して他の人が財産相続をしようとするケースはなかなかないと思いますが、複数人子どもがいて財産分与の比に偏りがあった場合などは、兄弟間で揉めたり「兄弟の誰かが仕組んだのでは」「アプリをいじったのでは」というような疑惑が発生するケースもあり得なくはないのです。
 
親族間で何が起こるかは起こってみないとわからないところですが、念のためアプリだけではなく、特に財産に関しては正式な遺言書も遺しておくことをおすすめします。
 
せっかく書いても無効になってしまっては意味がないので、弁護士さんに相談しながら書くとよいでしょう。

まとめ

今回は、生前整理に使える終活アプリをご紹介しました
 
「生前整理」というといまいち何をやったらいいのか…という印象をお持ちの方もいたのではないかと思いますが、今はアプリでも手軽に生前整理ができる時代です。
 
生前整理をしておくことで、残された人たちは故人を失った悲しみにしっかりと向き合えます。伝えたいことや死後してほしいことは生きているうちに残しておくようにしましょう。